1.メントールでスースーするのはなぜ?
メントールは、シャンプーや頭皮用ローションなどに清涼感を与えるために使われる成分です。冷たさを感じるセンサーの一つである「TRPM8」に作用し、ひんやりした感覚を生み出します。 つまり、スースーする感覚は、冷たさを感じ取る仕組みへの働きかけによるものです。冷たく感じたからといって、その分だけ頭皮の温度が下がった、皮脂が落ちたと判断することはできません。 暑い日の洗髪や運動後に、さっぱりした使用感を楽しめるのは魅力です。ただし、気持ちよさの程度には好みがあり、強い清涼感が誰にでも快適とは限りません。2.清涼感の強さと、洗浄力は別のもの
シャンプーで汚れを落とす役割は、主に界面活性剤などの洗浄成分が担います。メントールの清涼感だけで、洗浄力の強弱や、毛穴の汚れが落ちた程度を判断することはできません。 スースーしないシャンプーでも洗浄はできますし、清涼感が強くても、すすぎが不十分なら洗い残しは起こり得ます。「もっとさっぱりしたい」と使用量を増やしたり、何度も洗ったりする前に、製品に書かれた使い方を確認しましょう。 洗い上がりは爽快感だけでなく、乾かした後に頭皮がつっぱらないか、かゆみが出ないか、髪が扱いやすいかまで見て選ぶことが大切です。3.ヒリヒリするのは「効いている証拠」ではない
清涼感を心地よく感じる方もいれば、刺激として感じる方もいます。使っている間に痛みや強いヒリつき、赤み、かゆみが出たら、「頭皮に効いている」と考えて我慢しないでください。 使用を中止し、洗い流す製品は十分にすすぎましょう。症状が続く場合や強い場合は、皮膚科に相談してください。頭皮に傷や湿疹があるときも、製品の注意書きに従い、無理に使わないことが大切です。 なお、刺激の原因が必ずメントールとは限りません。シャンプーには洗浄成分や香料など複数の成分が含まれています。メントール入り・なしだけで、安全性や肌との相性を決めつけないようにしましょう。4.メントールで髪が増える?薄毛対策との違い
頭皮がスッキリすると、育毛にもよいように感じるかもしれません。しかし、清涼感は発毛効果を示すものではなく、メントール配合というだけで薄毛の改善を期待することはできません。 薬用シャンプーや育毛剤を選ぶ場合も、清涼成分の有無と、その製品に表示された効能・効果は別に確認しましょう。抜け毛や薄毛が気になる場合は、刺激の強い製品へ変えることより、原因を医療機関で相談することが先です。5.自分に合う製品は、使った後の状態で選ぶ
選ぶときは、「冷たさが好きか」「使用中に不快感がないか」「乾かした後も頭皮が落ち着いているか」を確認してみてください。以前使って問題がなかった製品でも、その日の頭皮の状態に注意しましょう。 清涼感が苦手なら、メントールを配合していない製品も選択肢です。ただし、無配合なら必ず刺激がないという意味ではありません。使用量や頻度を守り、気持ちよさを求めてメントールやハッカ油を自己判断で足すことは避けましょう。京都で、毎日のヘアケアを相談するなら
モリアケ THE BARBERは、京都の男性専門理容室です。完全個室で一人の担当者が最後まで対応します。「今のシャンプーが合っているか迷う」「洗った後の乾燥が気になる」など、普段のお手入れについてもお聞かせください。 使用感の好みや洗い方を整理し、毎日続けやすいケアを一緒に考えます。頭皮に炎症などの症状がある場合は、理容室でのケアだけで解決しようとせず、皮膚科で確認しましょう。参考: メントールと冷感受容体の研究(McKemyほか、Nature、2002年) マンダム|化粧品の使用上の注意事項 日本皮膚科学会|抜け毛と生活・ヘアケアの注意点